介護士の夜勤は毎日違うことをするのではなく、基本的には昼間の業務と同じように仕事の流れがあります。それぞれの時間帯に応じてどういったことをするのか、流れで把握していきましょう。午後17時~翌午前10時の間で行われる16時間夜勤の業務です。
まず、夕方・夜にかけて行われる入居者就寝前の業務です。日勤のスタッフからその日の入居者についての情報共有をし、介護時の注意事項などを確認します。続いて夕食介助とその片付け、歯磨きや着替えなど、入居者がベッドに入って就寝するまでの様々な介助を消灯時刻までに終わらせます。
続いて夜中、入居者の就寝後の業務です。消灯後は定期的な巡回と、必要な入居者には寝返り介助をします。巡回時間外は待機し、トイレの介助・体調不良のナースコールに対応します。緊急時の対応が起きる可能性が高いのもこの時間帯ですが、落ち着いている日には事務処理を行う施設もあります。2人以上の夜勤スタッフがいる施設では、概ね交代での食事・仮眠が出来ます。
最後に朝方、入居者の起床時間の業務です。まずはベッドから起き上がらせ、寝間着の着替えやトイレ介助を行います。午前8~9時が朝食時間の施設が一般的で、基本的には入居者全員が食堂で食べますが、場合によっては部屋での食事の配膳・食事介助をします。洗顔や歯磨き、身だしなみの整容を含む朝の業務が全て終わったら、日勤のスタッフに夜~朝にかけての入居者の状態を情報共有し夜勤終了となります。